タイタンビカス(taitanbicus)

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_DSC1046タイタンビカス 画像の大きさ6065x4098

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タイタンビカス(taitanbicus)

別名:大型宿根ハイビスカス

学名:Hibiscus x titanbicus

門 : 被子植物門 Magnoliophyta
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : 真正バラ類II eurosid II
目 : アオイ目 Malvales
科 : アオイ科 Malvaceae
亜科 : Malvoideae
属 : フヨウ属 Hibiscus
種 : タイタンビカス H. x titanbicus

形態:落葉多年草。宿根草。
草丈:0.8~3m(数種類あり)
花序:単頂花序。
花期:6〜9月
花色:白色、赤色、桃色。
原産:アメリカフヨウ(Hibiscus moscheutos)とモミジアオイ(H. coccineus)との交配、および選抜。赤塚植物園が2009年に発表した較的新しい品種。

 

タイタンビカス(taitanbicus)は、アオイ科フヨウ属(英属名 ハイビスカス Hibiscus)の一種ですね。花径が12㎝~25㎝とかなり大型の ハイビスカスらしい花を咲かせる植物ですね。

三重県の園芸植物の生産販売会社 赤塚植物園が、アメリカフヨウ(Hibiscus moscheutos)と モミジアオイ(H. coccineus)を交配、選抜して、2009年に発表した比較的新しい品種です。

多年草の宿根草(しゅっこんそう)で、一度植えると毎年花を咲かせる草花です。冬に地上部が枯れて地下部が休眠状態で越冬し、春に再び生長しはじめ、草丈が約2m前後にまでなります。

開花時期は6月中下旬頃より9月末頃までで、一日花で毎日かわるがわる咲き続け、一シーズンで1株あたり200輪以上咲く事も珍しくありません。

朝開いては 夕方には萎れてしまう1日花なのですが、意外なことに開花した花は摘み取った後に水に差す必要は無く、そのまま卓上に置くだけで夕方まで萎れず美しさを保ってくれます。むしろ屋外でそのまま咲かせるよりも花もちが良いので、食卓のテーブルデコレーションとしても利用価値がありますね。

 

面白いのは、「食用のタイタンビカスの苗」 をネットで売っている点ですね(2023年現在)。エディブルフラワー(食用に供せられる花の事。毒性がなく、生でも食べられる花。)として、日本最大級の大きさなのだそうです。

ただし、栽培には注意が必要で、肥料や特に害虫駆除の薬剤などの選定には、くれぐれにも気をつけましょう。観賞用の植物用に作られた薬剤は、人間が摂取すると有害な物が多いですし、農作物用の薬剤でも、使用回数や量が 決まっていたりしますからね。

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