ショウガ(生姜)

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ショウガ(生姜)

別名:呉薑(くれのはじかみ)

英名、別名:ginger(ジンジャー)

学名:Zingiber officinale

界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
目 : ショウガ目 Zingiberales
科 : ショウガ科 Zingiberaceae
属 : ショウガ属 Zingiber
種 : ショウガ Z. officinale

形態:多年草。                          草丈:50~80cm。                       花序:穂状花序。                         花期:8~9月。                          花色:黄色。                           原産地:インドを中心とした熱帯アジアと推定はされてはいますが、野生種が発見されていないので、確信は無い。

 

ショウガ(生姜)を知らない人はいないと思いますが、さわやかな辛みと香りが料理をキリッとひきしめてくれる、魅惑の香辛料ですよね。食欲をそそり、血行をよくし、体を温めてくれますね。は~~、豚ショウガ、食べたい・・・。

ショウガ(生姜)の旬は、初夏から秋にかけてです。みずみずしい「新ショウガ」の旬は7月。葉がついた「葉ショウガ(谷中ショウガ)」の旬は4~9月。それから降霜前に収穫する「根ショウガ」に分けられますね。
旬の時期以外に店頭に並んでいるのは、新ショウガを貯蔵して翌年に出荷したもので、新ショウガと区別するために「古(ひね)ショウガ」と呼ばれ、通年出回っていますね。

買ったショウガ(生姜)を美味しく保存するには、保管適温は14度~15度です。冷蔵庫の「野菜室」の温度は約7℃前後ですので、他に涼しい所があれば、冷蔵庫に入れない方が良さそうですね。洗わずに、暗く涼しい所において、3~4日程度で使い切るようにしましょう。使いきれない時は、1回分ずつカットして冷凍するか、すりおろしてから冷凍すると、次に使うときに便利ですね。カットして冷凍したショウガは、解凍せずに、そのまますりおろして使えますよ。


ショウガ(生姜)を食べると、熱い食べ物を食べているわけではないのに「温かい」と感じてしまいますね。これは、辛み成分(ジンゲロールやショウガオール)が、温かさを感じる神経「温覚」を刺激するからです。特に舌やのどの奥、胃の中の温覚は刺激を受けやすく、この刺激は温覚から瞬時に脳に伝わって、脳から「体の温度を下げなさい」という指令が出るのです。すると体は血行を良くしたり、汗をかいたりして熱を早く下げようとするわけですね。

 

ショウガ(生姜)のジンゲロン、ショウガオール、ジンゲロールなどの辛味成分は限定ながら殺菌作用があり、なま物などにショウガ(生姜)を添える庶民の知恵は、科学的にも裏づけられている面もあるわけですが、ショウガ(生姜)が魔除けになる、と信じる向きもあります。

東京の芝大神宮、鹿児島市の多賀神社など、日本各地の神社で秋に生姜市(しょうがいち)が立ち、魔除けのショウガ(生姜)が売られます。(芝大神宮祭礼。隔年ごとに九月十一日から二十一日までと長く催され、魔除けのショウガ(生姜)が売られている。期間が長い事から、だらだら祭 とも呼ばれている。)

悪魔が果たして辛味成分に、負の反応をみせるのか。反応するとしたらそれは、ジンゲロンなのか、ショウガオールなのか、ジンゲロールになのか、それとも。。。色々と興味はつきませんが・・・

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