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キンセンカ(金盞花)

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キンセンカ(金盞花)

別名、属名:カレンデュラ(Calendula)

別名、英名: ポットマリーゴールド(Pot Marigold)

学名  Calendula officinalis L.


界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク上群 superasterids
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
目 : キク目 Asterales
科 : キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
属 : キンセンカ属 Calendula
種 : キンセンカ C. officinalis

形態:一年草、多年草。

花期:3月~6月

花色:白色、黄色、橙色、その他。

原産地:地中海沿岸地域

花期は基本的に3月~6月ですが、四季咲きの種もあります。秋蒔きの一年草が代表種ですね。

花径10㎝程の、黄色や橙色(オレンジ色)の一重や八重の花を咲かせます。

原産地は南ヨーロッパ、地中海沿岸部になります。

別名、属名をカレンデュラ(Calendula)と言いますが、これはカレンダーの語源となったラテン語と同じですね。「Calendula」はラテン語で「月の初めの日」という意味で、一説には、花期が長くどの月も咲いている為に名付けられたと言います。

 

種小名の officinalis は、薬用の、という意味です。ヨーロッパで薬効の高い植物として重用され、葉は虫刺されなどの塗り薬に、花は黄疸や胃腸病、虫下しなどに使われました。

古代エジプトでも美容オイルとして使われたともいいます。

 

別名、英名を ポットマリーゴールド(Pot Marigold)ともいいますが、実は、ポットマリーゴールド(Pot Marigold)は、マリーゴールドよりも先にマリーゴールドと呼ばれる様になったそうで、こちらが元祖マリーゴールドだと言われています。

キンセンカ(金盞花)はキンセンカ属、マリーゴールドはコウオウソウ属なので、遠縁になりますが、マリーゴールドはメキシコ産ですから、その発見は1492年のアメリカ大陸発見 以降になります。一方のキンセンカ(金盞花、ポットマリーゴールド)は、南ヨーロッパ 原産ですから、古くから知られて、古くからポットマリーゴールド(Pot Marigold)と呼ばれていた訳ですね。

ちなみにマリーゴールドとは、「聖母マリアの黄金の花」という意味になります。カトリック教会では、8月15日を「聖母マリアの日」として特別にお祝いする訳ですが、この日に咲く黄金色の花を、「聖母マリアの黄金の花」として、「マリーゴールド」と呼ぶようになった訳です。

ですから、「マリーゴールド」と呼ばれる花は、一つだけでは無いんですね。

 

キンセンカ(金盞花)は、エディブルフラワー(食用花)としても有名ですね。とは言え、キンセンカ(金盞花)の花、全てが食べられる訳では有りません。食べる用に特別に作られた花のみ、ですね。

普通、花の栽培に使われる肥料や殺虫剤・各種予防薬は、人間にとって食べて良い物ばかりでは無いですからね。