ブッソウゲ(仏桑花)

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ブッソウゲ

_DSC1563ハイビスカス,ハッピーオレンジ  画像の大きさ6204x4192

_DSC0240ハイビスカス,インペリアルローズ 画像の大きさ8256x5504

ブッソウゲ(仏桑花)

別名:扶桑花(ぶっそうげ)

   赤花(あかばなー)

   後生花(ぐそうばな)

別名、英名、属名:ハイビスカス(Hibiscus )

学名:Chinese hibiscus

界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : 真正バラ類II eurosids II
目 : アオイ目 Malvales
科 : アオイ科 Malvaceae
亜科 : アオイ亜科 Malvoideae
連 : フヨウ連 Hibisceae
属 : フヨウ属 Hibiscus
種 : ブッソウゲ rosa-sinensis

形態:熱帯性低木。                        樹高:100〜500cm。                      花序:集散花序。                         花期:5~10月。                         花色:白色、赤色、桃色、橙色、黄色。               原産地:野生の種が見つからず、原産地は不明。中国南部原産との説や、インド洋諸島で発生した雑種植物であるとの説、などがある。

 

ブッソウゲ(仏桑花)の花は、ハイビスカス(Hibiscus )の名前で良く知られている南国の花ですね。日本では沖縄に自生し、日本を意味する扶桑の花(扶桑花)と呼ばれていましたが、仏様に備える事も多かった事から、ブッソウゲ(仏桑花)と呼ばれるようになりました。しかし、沖縄も原産地では無く、有史前に他の地から移入された植物だそうで、人里にしかブッソウゲ(仏桑花)の花は咲いていないそうです。

日本本土での歴史は、慶長年間(1610年頃)に、薩摩藩主島津家久が琉球産のブッソウゲ(仏桑花)を徳川家康に献じたのが、日本本土に渡った最初の記録なんだそうです。

原産地は、いまだ解っていないそうです。中国南部原産の説や、インド洋諸島で発生した雑種植物であるとの説などがありますが、決め手となる野生種がいまだに発見されない為、解らないそうです。またその後、ハワイ諸島、ミクロネシア諸島、沖縄諸島などで、幾千もの品種改良がくりかえされ、今では実に8000以上の園芸品種が知られています。

マレーシアでは、ほぼ一年中咲いていて、国花として制定されています。マレー語でブンガ・ラヤと呼ばれていて、硬貨にも刻印されているとても親しまれている花の一つですね。

沖縄で一般には 赤花(あかばなー)と呼ばれ、古くから親しまれてきました。また沖縄南部では、後生花(ぐそうばな)と呼ばれ、死人の後生の幸福を願って、墓地に植栽する習慣があるそうです。

ブッソウゲ(仏桑花)の木は、よく枝分かれして樹高5mほどになり、最大で直径15cm、雄しべと雌しべが合着した長い蕊柱(ずいちゅう)を持つ花を咲かせます。黄色く見えるのが雄しべの葯で、先端にある赤いものは、柱頭が五つに裂けた雌しべになります。また、花の裏側にある萼は筒状で、これも五つに裂けます。そして、この花の後には、長さ2cm程の乾いた豆にも似た果実ができます。

_DSC1972ハイビスカス「恋花」  画像の大きさ8256x5504

_DSC2057ハイビスカス「インパルス」  画像の大きさ8256x5504

_DSC1566ハイビスカス「ハッピーオレンジ」   画像の大きさ8256x5504